ピザを焼くためには石窯が良いワケ

ピザの基礎知識

今や大人気の本格ピザですが、日本では、こと本格ということになると、まだまだ最近のような気もします。日本独自の「粉物」とは違って、ノウハウについてもまだまだ知識不足かもしれません。


さて、普段呼んでいるピザはイタリア語の「pizza」であることは誰もが知っていると思いますが、正しくは「ピッツァ」と呼ぶのが正しい呼び方です。


材料となるのは、小麦粉、塩、水、イースト、砂糖であり、更にオリーブ油を少量混ぜてこねます。これを発酵させて作るわけです。


この生地を薄く丸く伸ばすのが独特な点で、各人の好みによって生地の上にいろいろな具を乗せ、オーブンや専用かまどなどで焼きあげます。


日本で急速に広まっていったのは1980年代後半からで、バブル景気とあいまってイタリア料理ブームが起こり、イタリア風の本格的なピザも認知されるようになったようです。


一番普通のものは、ピザクラスト(生地)の上に、トマトソースを塗り、チーズに野菜、肉などの具も加えて、窯やオーブンで焼きあげます。火が生地に通り、チーズに軽く焦げ目がついたあたりで完成です。


ものによってはトマトソースを使わない場合もあり、更にチーズも使わない場合もあります。トマトソースを使用しないものは「ピッツァ・ビアンカ」(白いピッツァ)と呼ばれて、最近では人気になっています。


専門レストランでのピザは、大きな窯で焼くのが最大のポイントで、ピザの出し入れはピザピールなどの専用道具を使います。この雰囲気も専門レストランの楽しみというわけです。